グルメブーム
人気のレストランは、
予約しても2、3カ月待ちということがある。
中には、半年ほど待たなければならないところもある。
今回、イギリスの雑誌レストラン・マガジン社が主催する
2012年「世界のベストレストラン50」が発表され、
デンマークの「ノーマ」が3年連続で世界一の栄冠に輝いたと出ていた。
http://www.dstcm.com/infertility.html
当然ながら、このレストランも遥か前に予約を取らなければならない。
わが知人が、この店を半年前に予約を取り、
先日、やっとこさ訪ねたそうだ。
行ってみると、テーブルは40席ほど。
日本のレストランで言えば、中適度の大きさということになる。
ところが、スタッフは、60人を超す大所帯。
その半数ほどは、世界から料理の修業に来ている料理人だという。
料理の種類としては、デンマーク料理をベースにした創作料理。
味、盛りつけ、スタッフの気の配り方に、
やはり世界一は頷けるものだったという。
料理というものは、その言葉の如く、
食材を本来の理に叶った形に卓悅化妝水整えることが、
主な仕事と言うことができる。
中国の荘子が著した「養生主篇」という書物は、その原文はわずかに570字。
その中に庖丁という人物が登場する。
「戦国時代の魏の恵王が、
この庖丁に命じて牛を捌(さば)かせたところ
さながら舞うが如くに、みるみるうちに牛がバラバラにされていく。
恵王が庖丁に、どうしてそのM2數學ように捌けるのかを訊いた。
平凡な料理人は、一カ月で包丁を換える、
ところが私は19年間同じ包丁を使い、数千頭の牛を捌いている。
今も、その包丁は、刃こぼれもなく、砥石にかけたように輝いている。
それは、牛を捌くにあたって、強引に骨をきらず、
自然のスジに沿って刃を入れているからだと説く。」
この考え、何事にも通じる。
自然にそむいたような動きがあったりすると、
たいてい、うまく事が運ばない。
逆に、何事によらず理に叶った動きをすれば、おのずと、事が進んでいく。
そう思って世の中を見渡すと、
リストラ、政治、増税、国際問題、、、
どうも、ムリがありすぎることが山積している。
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